学科案内

航空宇宙システム工学科の沿革

首都大学東京システムデザイン学部航空宇宙システム工学科の起源は、1986年(昭和61年)開学の東京都立科学技術大学工学部航空宇宙システム工学科(定員45名)です。当時の日野キャンパスには4階建ての本棟と分野ごとに分かれた実験棟群しかありませんでしたが、設備は徐々に拡充され、1989年(平成元年)には大学会館、1993年(平成5年)には8階建ての科学技術交流施設(交流棟、現2号館)が竣工しました。その後、2005年(平成17年)、首都大学東京システムデザイン学部航空宇宙システム工学コース(定員50名)として改組されました。2015年(平成27年)、旧実験棟群は解体され、風洞・燃焼実験施設は新実験棟へ移転しました。そして2018年(平成30年)、学部再編に伴い航空宇宙システム工学コースは航空宇宙システム工学科(定員45名)として新たなスタートを迎えます。

1986年(昭和61年)当時の日野キャンパス。
1986年(昭和61年)当時の日野キャンパス。
1989年(平成元年)当時の日野キャンパス。大学会館(右下)が竣工。
1989年(平成元年)当時の日野キャンパス。大学会館(右下)が竣工。
1993年(平成5年)当時の日野キャンパス。8階建ての科学技術交流施設(現2号館)が竣工。
1993年(平成5年)当時の日野キャンパス。8階建ての科学技術交流施設(現2号館)が竣工。

航空年表

航空年表

理念・教育方針

航空宇宙技術は,私達の日常生活に不可欠なものとなっています.航空機を利用した高速輸送,衛星を利用した通信,放送,天気予報などがその一例です.海難救助や離島の医療活動に見られるように,私達の生命と財産を守る場面においても,航空宇宙分野の技術が活躍しています.そして,航空宇宙技術により,今日人間の活動は地球から離れ,スペースシャトルや宇宙ステーションにまで及んでいます.航空宇宙システム工学学科では,これら航空機・宇宙機の開発やそれらの実現に必要不可欠となる要素技術・システム設計技術に関する教育を行い,航空宇宙分野はもとより,広く次世代科学技術の発展を担うことが出来るような,応用能力に富み,かつ,広い視野を持った技術者・研究者の育成を目指しています.

当学科では,空気力学,飛行力学,熱力学,推進工学,構造力学,制御工学,材料工学など航空宇宙工学を支える基礎学問を講義,演習,実験の三位一体で習得します.翼や機体の風洞実験,エンジンの燃焼実験,スペースチャンバーを用いた高真空環境実験などは航空宇宙システム工学学科ならではの実験実習です.さらに,衛星通信など,宇宙の利用に関する講義も行われております.

4年次では研究室に配属され,各分野専門の教員の指導のもとに卒業研究が始まります.教員1名あたりの配属学生数は平均4名となっており,個々の学生に対して細やかな教育・研究指導体制が整えられています.研究室配属後は3年次までの「解答」の与えられた学習内容とは異なり,専門的な学術論文を読んで問題点を見つけ,課題を自ら設定・解決し,これを他人に伝えるという,情報発信型の教育に変化します.論理的な思考とディスカッションの方法を習得することも,世界に通用する技術者となってゆくためには,必要なことです.

カリキュラム

当学科のカリキュラムでは、航空宇宙工学の柱となる教育分野を、(1)空気力学と熱・推進工学を対象とする科目群、(2)航空機・宇宙機の力学・制御ならびに宇宙利用分野を対象とする科目群、(3)航空機・ロケットの材料・構造力学を対象とする科目群の3つに大別し、講義・演習・実験の三位一体で学んでいきます.

  • 時間割例《2019年度 1年次生向け》(Adobe PDF106KB)
  • 時間割例《2019年度 2年次生向け 20190409一部修正》(Adobe PDF109KB)
  • 時間割例《2019年度 3年次生向け》(Adobe PDF101KB)
  • 標準履修課程表(2019年度入学)

    ◎:必修科目,※:数値解析演習,設計製図より2単位以上の修得が必須
    ※卒業要件は入学年度の「履修の手引き」に基づきます.
    区分 1年 2年
    基礎科目群 ◎基礎ゼミナール,◎情報リテラシー実践I
    ◎実践英語Ia,Ib,Ic,Id,IIa,IIb,IIc,IId
    ◎微分積分I,II,◎線形代数I,II,◎解析入門I,II
    ◎教養基礎物理I,II,◎物理学実験第一
     情報科目,言語科目,理系共通基礎科目,保健体育科目,キャリア教育
    教養科目群 都市・社会・環境,文化・芸術・歴史
    生命・人間・健康,科学・技術・産業
    基盤科目群 人文科学領域,社会科学領域
    自然科学領域,健康科学領域






    航空宇宙
    基礎科目
    ◎航空宇宙工学概論1
     Introduction to Aerospace Engineering 2
    ◎材料力学1
     基礎電気回路(他学科提供科目)
    ◎流体力学1
    ◎熱力学1
    ◎基礎振動工学
     機械力学
     材料力学2
    ◎航空宇宙工学実験1
     熱力学2
     応用数学力学演習
     基礎プログラミング演習
     電子回路(他学科提供科目)
    空力・推進
    分野科目
       流体力学2
    制御・宇宙利用
    分野科目
       基礎制御工学
    材料・構造
    分野科目
       材料強度学
     航空宇宙材料学
    区分 3年 4年






    航空宇宙
    基礎科目
    ◎航空宇宙工学実験2
     数値解析演習※
     設計製図※
     
    空力・推進
    分野科目
     空気力学1
     数値流体力学1
     推進工学1
     熱輸送工学
     熱力学演習
     空気力学2
     数値流体力学2
     推進工学2
     燃焼工学
     宇宙推進システム工学
     数値流体力学演習
    制御・宇宙利用
    分野科目

     航空宇宙制御工学
     飛行力学
     制御プログラミング演習
     航空宇宙情報システム工学
     宇宙航行力学
     宇宙機制御工学
     航空宇宙電波工学

     宇宙プロジェク卜工学
     宇宙機システム工学演習
    材料・構造
    分野科目

     弾性力学
     材料組織学
     航空宇宙構造力学1
     航空振動工学
     航空宇宙設計工学

     航空宇宙構造力学2
     材料構造力学演習
    特別研究   ◎航空宇宙システム工学特別研究1
    ◎航空宇宙システム工学特別研究2
    学部共通科目  システムデザイン論
     インターンシップ
     科学技術英語第一
     科学技術英語第二
     産業と法規

    学位授与の方針,教育課程編成・実施の方針については,以下のページをご覧ください.
    首都大学東京 公式サイト - 「卒業の認定に関する方針」、「教育課程の編成及び実施に関する方針」、「入学者の受入れに関する方針」外部リンク

    入試案内

    入試案内については下のページをご覧下さい.

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