学生生活

在学生の声(H29時点での旧カリキュラムでの例です。)

末澤卓くん(学部4年)

末澤卓君
末澤卓君
首都大の航空宇宙コースを選んだ理由を教えてください

小学校4年生の時にスペースシャトルの打上げを見て以来、宇宙機を作りたいという夢を持ち、航空宇宙工学を学べる大学を探しました。

大学生活はどうですか?

4年生になると研究室に配属され、各研究室の先生のご指導のもと、最先端の研究に従事します。私は牛尾知雄先生のリモートセンシング研究室で、ゲリラ豪雨を観測できるフェーズドアレイレーダに関する研究を行っています。授業はほとんどありませんが、毎日大学へ行き、英語論文を読んで情報収集したり、論文に書いてある内容を元に自分で計算してみたりしています。夏ごろまでに、実際にレーダを使ってデータを取得し、独自の研究を始めたいと思っています。

学部4年・前期の時間割の例
 
1         航空宇宙情報
システム工学
2 研究         研究         研究         研究         研究        
3 ゼミ 研究 研究 研究 研究
4 研究 宇宙機システム
工学演習
研究 研究 研究
5 研究 研究 研究   研究室の掃除
休みの日は何をしていますか?

「宇宙広報団体 TELSTAR」というサークルに所属していました。TELSTARでは「高校生に宇宙に興味を持ってもらい、将来宇宙産業に従事する人を増やす」ことを目標に、高校生向けの「宇宙フリーマガジン TELSTAR」を制作していました。今は勉強に集中するために辞めてしまいましたが、予定が何もない日はTELSTARのミーティングへ後輩たちの様子を見守りに行くこともあります。長期休みには、大学の友だちと一緒に秋田県や岐阜県へ旅行したり、冬は新潟へスキーをしに行ったりしました。

宇宙フリーマガジン TELSTAR
宇宙フリーマガジン TELSTAR
将来の夢を教えてください

近年、集中豪雨に伴う土砂災害発生のニュースをよく聞くようになりました。一方で、冬に雪が降らず、夏にダムの水が枯渇するというニュースも聞きます。これらの問題に対し、これまで学んできた航空宇宙工学や、今研究しているレーダ技術を駆使して、災害から人々を守ると同時に水資源を確保するシステムの提案および研究開発をしたいです。

高校生の皆さんへ

航空宇宙工学は様々な学問が組み合わさってできています。首都大学東京 航空宇宙システム工学コースでは、航空機やロケット、人工衛星の開発や運用に必要な空気力学、構造・材料工学、誘導制御工学、航空宇宙利用工学など幅広い分野の勉強をできるのが特徴です。皆さんも入学試験に必要な科目だけではない、いろいろな科目の勉強や、友だちとの交流など、様々なことにぜひ励んでください。日々の生活の中にある発見や学びが、大学での学びや今後の生活で活きてくることがあります。一緒に首都大学東京で学びましょう!